どうもこんにちは、かずさんです。
今回ご紹介するのは、大崎市岩出山にある蕎麦屋さん『週末そば屋 愉多工房』さんです。
愉多工房さんは、なんと土曜と日曜の2日間、週末だけ限定で営業されている蕎麦屋さんで、岩出山の田んぼが広がる風景の中にぽつんと店舗がある、知る人ぞ知るお店です。
知る人ぞ知る、と書きましたが、実は営業時は並び客が連なる超人気店です(笑) 口コミサイトの評価も高いこちらのお店、評判の十割そばを食べに行ってきましたので、ご紹介します。
目次
週末そば屋 愉多工房の場所と駐車場
愉多工房さんは、大崎市岩出山の江合川沿いにあるお蕎麦屋さんで、国道47号線の上野目交差点から、西に向かった先にあります。
田んぼが広がる農道みたいな細い道沿いにぽつんとあるお店なので、初訪問の方はナビ必須です。
駐車場のスペースはありませんが、みなさんお店の前にずらーっと並べて駐めているようです。前後の車に近づけすぎると出られなくなることがあるので、適度なゆとりを持って駐めましょう。
愉多工房の順番待ちシステム
愉多工房さんは、週末のみの営業ということもあり、営業中はけっこう混み合います。また、オーナーさんの完全ワンオペ営業のため、待ち時間があるのは避けられません。
お店の入り口に、順番待ちの説明が書いてありますが、気づかずにウロウロしている人も多いです。お店の前には並ばずに、店内の帳面に名前と人数、車のナンバーを書いて待つシステムになります。
- 店内に入る
- 右手にある帳面に名前、人数、車のナンバーを記入
- 店を出て、車の中で呼びに来るまで待機
店主さんワンオペのため、蕎麦提供→お客さん食事→片付け、清掃→店主さんが呼びに来る という流れになっているので、店内で食事をしているお客さんが全員食べ終わり、清掃した後でないと、次のお客さんを入れることはありません。
なので、待ち時間が少し長めになることもあります。何度も店内を覗いたりしても待ち時間は変わらないので、おとなしく待ちましょう。
店内の様子
蕎麦屋さんというより、工房のような造りになっていますが、それもそのはず、平日は家具作りの工房になっているんですね。週末の休みを利用して、蕎麦を提供されているようです。
「週末そば屋」から、「終末そば屋」→「終末そば伝説ラオウ」みたいな想像で北斗の拳に行き着いたのは、多分私だけでしょうね。
どんな蕎麦屋でござるか。
お店の外観は工房ですが、店内は完全におしゃれなカフェ! 白を基調にした壁に、テーブルやチェアには木を使っていて、明るく温かみのある空間になっています。
ドアを開けた瞬間、突然おしゃれカフェになってビックリ。
入り口のドア。外から見たときはまったく気づきませんでしたが、美しいステンドグラスになっていました。オシャレ。
愉多工房のメニュー
メニュー表は、お店の壁に貼ってある手書きの「お品書き」だけなので、こちらを見て食べたいものを決めます。
基本メニューは玄十割そばの細打ちと平打ち。平打ちのほうは、一日限定7食のみの提供になっています。他にも、「超荒碾き平打ちそば(岩塩仕立て」」というメニューもありますが、こちらは一日5食のみ。この日はすでに売り切れていました。
蕎麦は大盛りは無いので、たくさん食べたい場合は「そば追加(650円)」でもう1盛り注文しましょう。
サイドメニューには「あげねっけ」というそばがきを素揚げしたものと、「そばぷりん」があります。「あげねっけ」を食べてみたかったんですが、混雑がすごい時は提供を中止しているそうで、この日は食べられませんでした。
通常は土日と祝日のお昼営業しかしていませんが、平日の夜は「夜そば会」を行うことも。こちらは完全予約制で、4人から10人までの人数で貸し切りで楽しめます。
メニューは蕎麦懐石のコース料理で、お値段はお一人3000円から。10日前までに予約が必要になります。
コシのある瑞々しい十割そば
今回注文したのはこちら、玄十割そばの平打ちです。瑞々しい十割そばは、キラキラと美しい光沢があります。左手の小皿に入ってる薬味は、大根おろしと新潟名産の「かんずり」。
「かんずり」は、唐辛子を発酵させた調味料のこと。蕎麦の調味料として使っているお店は初めて見ました。
平打ちの十割蕎麦は、見るからにコシのありそうな力強い蕎麦。地元産のそば粉を使用しているとのこと。キラキラしていて美味しそうです。
まずはタレを付けず、そのまま頂きます。噛み締めるほど蕎麦の香りが立つ、十割そば特有の食感。しっかりとしたコシがありつつも瑞々しく、ツルツルと食べやすい蕎麦で、香りが素晴らしいです。
蕎麦つゆは甘さを抑えた、キリッとした味わい。個人的には甘すぎるつゆが苦手なので、この蕎麦つゆは大好きです。
大根おろしや「かんずり」を入れると、また奥深い味わいになります。とくに「かんずり」は初めて蕎麦といただきましたが、ピリリとした辛味の中に旨味もあり、これがなかなか絶妙に合います。
こちらは、家族が頼んだ十割そばの細打ち。つゆがよく絡んで、こちらも大変美味しいです。完全に好みの問題ですが、私はこっちのほうが好きでした。
こちらは、蕎麦が出来上がる前に出してもらえるお漬物、この日は茄子の漬物でした。蕎麦湯と一緒にいただきます。塩加減がちょうど良く、とても美味しい。
蕎麦湯はとろとろで濃厚なタイプ。蕎麦つゆを割るとめちゃめちゃ美味しくて、もっとたくさん飲みたくなります(笑)
最後まで美味しく頂いて、大満足でした。このレベルの蕎麦が850円で食べられるって、なかなか凄いことだと思います。
濃厚むっちりな「そばぷりん」
テイクアウトで「そばぷりん」を購入しました。そばぷりんの上には、黒蜜ときなこが乗っています。テイクアウト用のそばぷりんは、きなこ味しか選べませんが、お店で食べるときは無花果を選ぶことも出来ます。
ちなみに、テイクアウト用のそばぷりんは、黒蜜ときなこが別容器に入れられているので、持ち運びも安心です。
そばぷりんは滑らかで、濃厚かつねっとりというか、むっちりとした食感。プリン自体に甘みはありませんが蕎麦の香り良く、黒蜜ときなこが抜群に合います。これは洋菓子店に置いてあってもおかしくないレベル。人気なのも頷けます。
営業時間・アクセス
店名 | 週末そば屋 愉多工房 |
住所 | 〒989-6403 宮城県大崎市岩出山上野目下橋本37−3 |
電話番号 | 022-972-0972 |
営業時間 | 【土日祝】 11:00~15:00 【月~木】 18:00~22:00 ※夜の部は完全予約制 |
まとめ
大崎市岩出山の蕎麦の名店「週末そば屋 愉多工房」さんにお邪魔しました。
本業家具屋さんが週末だけ営業しているお店とは思えない、 かなり美味しい本格十割そばが食べられるお店で、お客さんが次々やってくる人気店です。
店主さんワンオペなので、どうしても待ち時間は出来てしまいますが、待ってでも食べる価値はあると思います。
次は新そばの季節にもお邪魔してみたいですね。
JIMOHACK宮城編集長のかずさんです。宮城の良さを伝えるために、今日もせっせと記事を書いてます。ジモハックで地域貢献を目指したい。座右の銘は「金は命より重い」です嘘です。よろしくお願いします。
この記事へのコメントはありません。